孫の手の語源由来

孫の手の語源由来

背中など、手が届かないところを掻くのに重宝する、孫の手。孫にかいてもらうのに似ているから「孫の手」と思っている人も多いかもしれないけど、本来の由来は別にあるんだ。

孫の手の発祥は中国。中国では「孫の手」ではなく、「麻姑(まこ)の手」と呼ばれていたんだって。「麻姑」というのは、中国に伝わる「神仙伝」という書物に出てくる仙女のこと。麻姑は爪がとても長くて、「あの爪で掻いてもらったら気持ちいいだろうな」と想像して作られたのが、孫の手の始まりといわれているんだ。

孫の手が日本に伝わって来たのは1500年頃のこと。そのとき、「麻姑の手」に似た「孫の手」という名前がついたんだって。日本の孫の手は、中国で生まれたものよりも丸く小さな形をしていて、その姿も「孫の手」を想像させたのかもしれないね。
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