夏目漱石の名前の由来

夏目漱石の名前の由来

「吾輩は猫である」などの著書で有名な夏目漱石。千円札の肖像にもなったくらい、日本人にとっては偉大な人物だよね。この「漱石」という名前は実はペンネームで、本名は「夏目金之助」というんだ。では、「漱石」というペンネームの由来を紹介しよう。

中国の故事に「枕石漱流」というものがある。「石を枕に、清流で口を漱ぐ」という、今で言う田舎暮らしをあらわした言葉なんだ。それを中国のある人が「漱石枕流」と言い間違えた。これだと「石で口を漱ぎ、流れを枕にする」になってしまう。友人が指摘したところ、その人は負けず嫌いだったため訂正しなかったというんだ。このことから、「漱石枕流」という故事ができ、「負け惜しみが強い、頑固者」という意味で使われるようになったんだ。

漱石は、この言葉が自分の性格にぴったりだと思い、ペンネームに採用したんだって。
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