家紋の由来

日本には様々な家紋があるけど、中には変わったデザインの家紋もある。その中でも面白いのが、「銭紋」というお金をかたどった家紋なんだ。なぜお金を家紋にしたかというと、昔の人の死に対する考え方が影響しているんだ。死んだ後極楽浄土に行くためには、三途の川を渡る渡し賃が必要と考えられていて、棺にお金を入れる習慣があったんだ。銭紋も、その影響でできた家紋と考えられているんだよ。

他には、鳩を家紋に使う家も存在する。今では平和の象徴とされている鳩だけど、昔は日本では、戦いの象徴と考えられていたんだ。それは、鳩が戦いの神様である八幡大菩薩の使いだったからなんだ。その力にあやかろうと考えた武士たちが、鳩を家紋に採用したというわけなんだね。