家紋、丸に橘の由来
日本には様々な家紋があるけど、日本十代家紋のひとつに上げられるのが、丸に橘が描かれた「橘紋」。井伊直弼で有名な井伊家も、この橘紋を使っていたんだ。
橘は日本に古くから自生する常緑樹で、生命力や長寿のシンボルとされてきた植物なんだ。文化勲章の意匠にも橘が使われていて、これは昭和天皇の「永遠であるべき文化の勲章としては、橘が望ましい」という意見から作られたデザインなんだって。
家紋に橘を採用した理由も、人々が橘の生命力を家系に取り入れたいと考えたからなんだろうね。ちなみに丸に橘の家紋を使っている家は、和歌山県や高知県など、橘が多く自生する地域に多いんだって。そういう地域の人にとっては、橘がとても身近な存在だったのかもしれないね。
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